こんにちは。HIROKAMI(@hirokamiblog)です。
私はH31年度東京農工大学電気電子工学科を受験しました。
編入界隈では合格体験記が出回っていますが、不合格も立派な情報だと思い、泣きながらブログを書いています。
志望理由、試験対策、落ちた理由について赤裸々に話していくので、大学編入に興味のある方、東京農工大学を受けようと思っている方は是非参考にしてみてください。
大学紹介
東京農工大学は難関国立大学で編入生を多く受け入れてくれることが特徴の編入生に優しい大学です。
また、就職に強く、大学別の就職系ランキングでは常に上位にいる印象です。
受験した理由
農工大を受験した理由はいたって不純です。
私は地方の高専という学校に通っていたこともあり、都会に強い憧れがありました。
そんな時、東京農工大学(都会)のパンフレットをたまたま見かけました。
すると、大学生と思われる男女が笑顔でキャッキャしてるではありませんか。
よし、ここ受けよう。
3秒で受験の意志が固まりました。
試験スケジュール
試験日は2日間あり、1日目は数学、英語、物理。2日目は専門科目と面接といったスケジュールです。
一日目
🔹数学 90分 200点
数学は毎年、過去問と傾向が同じで、大問は4つで構成されています
①二変数関数の極値、②行列の固有値、対角化、③微分方程式、④重積分
これは鉄板なので、数学が点の稼ぎ所と言えます。
🔹英語 90分 200点
農工大の英語の問題は、試験後回収されてしまうため過去問が一切ありません。
私が受けた時は、長文問題と英作文でした。
英作文の問題はテーマが自動運転についてだったのは覚えてています。
長文問題については英語が苦手だった私にとっては暗号でしかなく全く読めなかったということだけは覚えています。
英語の試験が終わったあたりで諦めムードが漂っていました。
🔹物理 75分 100点
範囲は力学と電磁気学が中心で、導出過程の記述欄はあまりなく穴埋め形式の問題でした。
そのため、ケアレスミスが命取りになります。
二日目
🔸専門科目 120分 200点
大問は2つですが、範囲は電磁気学、電気電子回路、計算機基礎のため、かなり膨大です。
私が受けた時は、平行平板コンデンサの問題とブリッジ回路の問題が出ました。
半分くらい何言ってるかわからなかったです。
🔸面接
聞かれた内容
・志望動機
・農工大で何を学びたいか
・卒業後の進路
・併願している大学の合格状況
面接官は3人で、時間は5分もかからずに終わりました。雰囲気は和やかでした。
試験対策
とりあえず過去問を解きました。
数学は他の大学の編入試験対策でやっていたので解ける問題が多かったですが、専門科目はほとんど解けませんでした。
一応、高専の電気科出身なのに解けませんでした。人生そんなもんです。
これではまずいと思い、先生や友達にお願いして過去問の解き方を教えてもらったりして何とか半分くらいはできるようになりました。感謝です。
ただ一番の問題は英語でした。過去問が全くなく、長文や英作文が出るという情報しかありませんでした。
当時、私はTOEIC530点の英語力しか持ち合わせておらず、英語長文がほとんど読めない状態でした。
絶体絶命。
何か打開策はないのか。私は考えました。
そうだ!神頼みだ!
その日から私は毎日祈り続けました。
落ちた理由について
不合格の理由は完全に勉強不足です。
試験正答率の体感は、数学8割、英語2割、物理5割、専門5割くらいでした。
おそらくボーダーは6,7割だと思われるので余裕の不合格です!
農工大は他の編入試験に比べ英語の配点が高いので、それなりの英語力が求められます。ただ、高校生レベルの英語なので勉強をすればできるようになると思います。
また、全体的に試験範囲が広いので合格できるレベルに達するにはかなりの勉強時間が必要だと思います。
合格者マジリスペクト卍
おすすめの参考書
東京農工大学合格者から聞いた本当におすすめの参考書を紹介します!
ぜひ参考にしてください!
数学
数学は編入用の問題集を使ってとにかく問題を解きまくりました。
1つの問題集を最低2周して、十分に理解したといえるレベルにしました。
ある程度、問題集で基礎を固めてから過去問を解き始めることでスムーズに勉強を進めることができました。
おすすめの参考書
大学編入のための数学問題集
とても見やすく、解説もわかりやすいためおすすめです。編入用の参考書の中で一番愛用していました。
マセマ線形代数キャンパスゼミ
解説が異常に詳細でわかりやすいです。短期間で終えることができるボリュームなので、追い込みに使うのもアリです。
編入数学徹底研究
編入問題特有のテクニックを使う問題にも対応しています。
他の参考書に比べ、レベルが高いですが高みを目指したい人にとっては最高の一冊です。
物理
物理も数学と同様に問題集から解き始めました。
しかし、物理は数学ほどモチベーションが高くなかったので、問題集を1周するのがやっとでした。
この状態で、過去問を解き始めたのでわからない問題がかなり多かったです。
そのため、優秀な友達や、先生に頭を下げて過去問を解いてもらっていました。
私から言えることは「優秀なお友達は大事にしましょう」ということです。
おすすめの参考書
基礎物理学演習Ⅰリンク・基礎物理学演習Ⅰ
編入生に黄色い本といえばと言うと98%の確率でこの参考書が出てきます。
そのくらい編入試験向きの問題がそろっています。力学の問題が中心です。
基礎物理学演習Ⅱ
この本は電磁気の問題に対応しています。基礎物理学演習ⅠとⅡをセットでやることで、編入試験用の物理の範囲をだいたい網羅できます。
東京農工大学を受ける人へ
農工大に足を運んで思いましたが、とても綺麗でのどかな学校でした。
受験される方はぜひ、英語と専門科目に力を入れて取り組んでみてください。
私みたいな失敗は絶対にしないようにしてください。
応援しています。
↓こんな私でも筑波大学には受かりました!
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